「徳」の起源
Document Type
Journal article
Source Publication
未名
Publication Date
2011
Volume
29
First Page
1
Last Page
23
Publisher
中文硏究會
Abstract
現在「道徳」の「徳」とは人の品格を表して言うものである。この意味はかなり早くに発生しており、少なくとも西周初年の金文からすでに確認することができる。そのため、現在に伝わる先秦文献の中において、すべての「徳」の字がみな現代の「道徳」と同義として理解されているようだ。しかしこのような理解は正確なものといえるだろうか、議論する価値があると思われる。少なくとも「徳Jの最も原初的な意義は、今日的な意義での「道徳」とは距離があるものと思われるからだ。
Print ISSN
09146334
Language
Japanese
Recommended Citation
徐剛 (著)、濱田麻矢 (譯) (2011)。「徳」の起源。《未名》,29,1-23。